無職の雑記

Garbage in, garbage out.

祭り

ノートを買いに行った。帰ろうと思ったら、ある区画をぐるぐると、何周もお神輿が走り回るというイベントがあり、自転車をその区画から出せなくなってしまった。

あまりにたくさん露出されすぎた足が見え、それは短すぎるスカート、でなくお尻まで見えた。ふんどしだった。祭りというコンテクスト。彼は変質者でない。神輿を担ぐ。

ドミンゴのブログは今まで読んだどのブログよりも素晴らしかったけれど、それにアクセスするためには彼の家まで行って、生身の彼から直接それを聞くしかなかった。しかも検索で彼にたどり着くことはほぼ不可能だ。彼を見つけることができたのは、ただの偶然だった。(ミランダ・ジュライ『あなたを選んでくれるもの』、p.167)

ブログのタイトルを、Something Randomized にすることにした。ランダム化された、何か、非特定的なもの。正しい英語なのかはよく分からない。

その冗長なイベントを眺めて暇をつぶす。神輿を人が追いかける。

唐揚げ弁当を買って帰る。研修中というバッジをした店員は60歳くらいの男性だった。

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2017/05/12

(某結婚式は来週です。以下、特に関係のない記述。)


明日の予定

  • Amazon S3に、静的サイト(ブログ)を配置する。

    • 静的サイトは、Python製のジェネレータ「Nikola」を使う。

    • ローカルで生成したものを、「Git Lab」に上げ、「Git Lab Cl」を利用して、S3にデプロイする。具体的にどうやったら良いかは明日調べる。

    • 独自ドメインを取得する必要もあり、Google先生の審査的な意味合いで、最初からhttpsにしといた方が良いと思うけど、その詳細も明日調べる。

  • 多分、明日はこれくらいしかできない。後は本を返却するくらいか。

Mison book girl に大ハマリしてる。

こういう音には本当に弱い。恥ずかしいけど本当に本当に弱い。

youtu.be

ミランダ・ジュライ『あなたを選んでくれるもの』

初っ端から、元カレの残してった3Lサイズのコンドームの話で引きずり込んどいて次に提示するのが性転換手術を受けようとしているマイケルなんだから、完璧にノックアウトされてしまう。原著も読んでみようと思う。岸本佐知子さんの翻訳は個人的にとても好きだ。

ジュンパ・ラヒリ『べつの言葉で』

再読。この本はラヒリが学習中のイタリア語で、6ヶ月間、毎週1章というペースで書き継いだもので、だから前半に比べ後半の方が遥かに文章としてこなれてくる。でも、私は全くこなれていない最初の部分、ただただイタリア語へのあこがれ、焦がれを語る部分こそが好きだ。そこには語学の素敵さが、本当に馬鹿正直に書かれてる。

知らない単語は、この世界にわたしの知らないことがたくさんあることを思い出させてくれる。(p.31)

こんな退屈な真理が、この本の中では圧倒的なリアリティとともに、きらきらしてあるのだ。

べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)

べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)

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翻訳

『文芸翻訳入門』という参考書みたいなタイトルの、でも全然参考書じゃない本を読んでる。その中の一つの文で、西崎憲さんが、「じつは筆者が訳したもので、ほかの方と性差の見解を異にする作品がふたつもあって、それに関してはもちろん心穏やかではない」とあって、凄い。超一流の翻訳家が、原文のキャラクターの性別を確定できない場合があるらしいのだ。


以前ドン・デリーロの『ボディアーティスト』の原文を翻訳と対照させながら読んで初めて、文章の「彼(he)」の意味がわかったのを思い出した。

主人公の女性の夫が自殺する。彼女はその後、まだ数ヶ月も契約の残った、1人では大きすぎる海辺の家に残される。ある日、その家の内部にかすかな物音がする。小動物のようで、でもそれにはどこか図ったかのように潜んでいる感触もある。彼女は家中を探し回る。何も、見当たらない。見つかる。

それはいつからその家に潜んでいたのか不明な、知的に障害のある男(の子)で、彼は自殺した夫と彼女の会話をずっとどこかで聞いていたのだろう、あたかもテープレコーダーのように正確にその会話を記憶しており、気まぐれに再生する。彼女は彼に、死んだ夫の言葉を発して欲しいと思う。言う。強要する。半ば気が触れてしまったかのように。

その時幾度も「彼(he)」と当然ながら小説には書かれることになるわけだけれど、その「彼(he)」は、目前の障害のある男(の子)を指すと同時に自殺した夫も指しており、双方は混ざりあい、区別できない。その「混ざっている」ということを(これはこの小説の根っこなのに)、原文を読んでみるまで自分は分かってなかった。

混ざった「彼(he)」は次第に分離する。彼=夫の髭を剃ったあとの顔とはどんなだっただろう? と彼女は思い出せないことに気づいたりもする。分離は端的な時間の経過であるとともに、芸術家ーーボディアーティストーーとしての彼女が「事実」を自身の身体へと書き込み、消化/昇華する過程でもあり、ある日男(の子)は消えている。

文芸翻訳入門 言葉を紡ぎ直す人たち、世界を紡ぎ直す言葉たち(Next Creator Book)

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ボディ・アーティスト (ちくま文庫)

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