無職の雑記

Garbage in, garbage out.

アーティスト

  • 図書館で『アーティストのためのハンドブック』という本を読んだ。

アーティストのためのハンドブック  制作につきまとう不安との付き合い方

アーティストのためのハンドブック  制作につきまとう不安との付き合い方

  • 作者: デイヴィッド・ベイルズ,テッド・オーランド,野崎武夫
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: 単行本
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  • 中に、例えばラスコーで壁に絵を描いた人間は、それによって「自己」を「表現」しようとなんてしただろうか、とあって、つまりは、「自己」の前にある(ような気もする)「表現=衝動」自体をリマインドさせることで、製作者を励ますような言葉が書いてあったんだけれども、最近、この種の自己の消し方というか消え方とは異なる消え方を読んだよな、と。

私には言葉は全部、読み手にたいするスイッチに見える。それを押していく。ぎゅっと他人の心臓を掴んでいく感覚。これがいいかな?とか悩んで構成するというよりは、なんというかもうそこと私の感覚がつながってしまって、反射的に研いでいく感じです。自分の気持ちを書くとかのほうが私にとってはわざとらしく、遠回りで、どうもできそうにない。そういうの渋くてかっこいいな、と思うんだけどたぶん私には向いていないともわかっている。なにより読み手に向けて書くことそのものが私にとって「快」となってしまっている。(ノー・コンティニュー・ダイアリー - 最果タヒ.blog

  • ラスコーの壁画を用いた話が社会以前にある表現(という幻想?)をリマインドさせようとしているとしたら、最果タヒさんのは、「社会以前なんてよく分からん」って書いてるわけで。ラスコーに起源を求める衝動の方がロマンティックだけど、最果タヒさんのほうが、正直だし、リアルでもあると思う。

  • ところで何で『アーティストのためのハンドブック』なんて読んでますか、という話ですが、無職はアーティストみたいなもんだよなと。人は失業すると無職になるのでなくアーティストになる、と思うとバカっぽくて楽しい。定年退職すると人は強制的にアーティストになる、とか。微妙に真実を言ってるようにさえ聞こえるし。

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