無職の雑記

Garbage in, garbage out.

警備員

  • アフィリエイトについてのサイトを見ていた。

  • アフィリエイトって、検索でやってくる人の欲望と商品とをマッチングさせる行為のことをいうんだ、と初めて知った。そして、その方向で突き詰めた結果を見ると、それはもう完全に実直なビジネスで。自分にはできないなあと思った。他人の欲望がわからないよ。せいぜい、炎天下で、雪の中で突っ立っているのが、自分にできる最大限なのかなと、思ったーー警備員のことだけど。

  • 前にビルメンをやっていたから、警備さんはお隣さんで、彼らのことは結構、よく分かるーーといっても、高層ビルのそれ限定だけど。彼ら、ビル内をくまなく巡回しなければならないのだけど、移動は大概、階段だった。もちろん業務用エレベーターはあるんだけど、それを待ってると時間内に巡回が終わらないからね、結構、階段だった。

  • だから、警備員って、実はハードワークなんです。彼らは、太らない。むしろカロリーが必要だから、カップ麺と弁当とコーラ、みたいな、本当に酷い食事を日常的にやっていて、それを見ながら私は、そうまでして働かなきゃならない理由がどうしてもわからなかった。500円あれば、美味しいランチを食べられる。300円の牛丼でも、コンビニ弁当より安いし美味しい。でも、制服着てるしさ、行っていいことにもあまりなってないからって、コンビニ弁当が主食で。それは私たち(ビルメン)も、やはり変わりはなかったのだけど、本当にないよなって。美味しいご飯を食べられるお金くらいあるのに、こんなクソみたいなものをずっと食べなきゃいけないって、どうしてなんだろう。

  • 夏の立哨はクソ暑いし、大雪が降れば除雪をしなきゃならないーー2014年の東京なんて、滅茶苦茶な大雪が降ったけど、彼らはずっと雪かきをしていた。私はその日、そういえば泊まり勤務で、夜中、大雪のせいで設備のエラーが生じ、叩き起こされた。外は、綺麗だった。足あとも、車のタイヤのあとさえないまっさらな雪が、一面に広がっていて、深夜東京のど真ん中に人がいないなんて、その日以外には絶対に見られない。雪は光を反射する、それゆえぼうっと奇妙に周囲が明るい、そのなかを空から絶えず、雪が落ちてくる。働いていてよかったこともだから、確かにあったとは思う。その日祖母が死んだ。

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