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無職の雑記

Garbage in, garbage out.

最近読んだ本(ウィトゲンシュタイン、児玉、都甲他)

ウィトゲンシュタイン 哲学宗教日記

ウィトゲンシュタイン 哲学宗教日記

読むの5度目くらい。毎回図書館で借りている。買えよ、って話だけど、5回も読んだから買うべきなのか、5回も読んだのだから買うべきでないのか、分からないんだよ。ま、その前に金もスペースもないんだけれど。

絶望している人間とはりんごをどうしても欲しがるわがままな子供のようなものである。ただ人は普通わがままをやめるのがどういうことなのかを知らないのだ。それは手足の骨を折(り、以前関節がなかった所に関節を作)ることである。(p.86)

ウィトゲンシュタインのことは、この本以外で知らないけど、上記の関節を作るというくだりは、多分、物凄くウィトゲンシュタイン的だと思う。実際、この本で面白いと思う言葉の少なからずは、動くはずのなかった所に関節を作って(思考を)動かそうとするような言葉である気がするので。

功利主義入門―はじめての倫理学 (ちくま新書)

功利主義入門―はじめての倫理学 (ちくま新書)

著者の「規則功利主義」の説明の部分を読みながら、「世間のよくある功利主義にたいする批判って、功利主義者を勝手に「直接功利主義」を主張してると仮定したわら人形論法だよなあ」と思ってたら、著者がそんな話を始めたので、なるほどと思った。私はそもそもその考え自体(また、わら人形論法という言葉も)この本を以前読んだ時に学んだのだ。巻末には充実したブックガイドが付属している。ブックガイドは良い、読まずに読んだ気になれる。

きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド (立東舎)

きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド (立東舎)

というわけでブックガイド(的鼎談)なんですが、未読の本を読むのを大部分止めてしまうつもりなのに、なんでこんなん読んじゃいますかね(これ自体未読といえば未読であるし)。中心がアメリカ現代文学の都甲幸治さんなんで、どうしても英語圏の小説寄りになってしまってるけど、アーヴィン・ウェルシュ(映画「トレインスポッティング」の原作者)とか、タオ・リンとか、面白そうじゃないっすか。