無職の雑記

Garbage in, garbage out.

8月になった

多少、シュールすぎるAVを見てから、スタンダール『イタリア日記』を読んだ。スタンダールは恋愛の人だったようで、要するに、あまり相性の良い作家ではない。が、これはフランス文学の古典(を書いた人の日記)なので、自然とミシェル・ウエルベックとの距離とか、その源流を探すような感じで、読むことになる。その結果、何が見つかったわけでもないがーー、ある対象への思い入れがあると、それがいろいろな意味を担っているように感じられ出す。そうして人は多分、単なる偶然を偶然として処理できず、ある種の世界観にとらわれることになるーーというようなことを考える。ある事柄に無駄に詳しいがゆえに、間違う。フィリップ・テトロック。ハリネズミとキツネ。そんな話が確か、ネイト・シルバー『シグナル&ノイズ』にもあった。

外では爆発音がする。それは花火で、夕方に見た浴衣姿の人びとに対してなるほどと今思う。アブダクション。以前、スタンフォード哲学辞典を読もうとした際に、それが最初であるという理由だけで、私は「アブダクション」の項目を読もうとした。結局、諦めたが、今さっき読んだら導入はすらすらと、異様にすらすらと読めて、これは3年や4年前には全く無かったことだ。進歩ってあるんだな。そして、アブダクションであるからには花火でなく爆撃なのかも知れず、浴衣の人びとはどこかべつの、イベントなどの人なのかもしれない。私はテレビを見ないし、速報性のあるメディアとも接していない。本当に爆撃だったらどうしよう、という不安が非常に薄い形である。それは、空気を読まないで「爆撃を花火と書くこと」に対する不安で、爆撃自体への不安ではない。

8月になった。

イタリア日記(1811)

イタリア日記(1811)

シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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