無職の雑記

Garbage in, garbage out.

一人暮らしを始めて、9ヶ月が経った

この9ヶ月の間、ほぼ全く喋っていない。ほぼ全く、発声していない。

一人暮らしを始めて、良かったと思う。これほど自分の人生に何もないということに気づくことが、実家にいたらできなかっただろうから。私には友人がいたことがないし、彼女等がいたこともない。でも、それについて、実はあまり悩んだこともなかった。何の痕跡も残さず時間ばかりが経ち、ついには生がまるごと消失する――ということに、明確な恐怖を感じたのは、つい最近の話なのだが、実家にいたらそんな恐怖も感じなかった。部屋に1人でいて、何もしなければ厳密に何も起こらない――これは、実家にいても観察できたはずのものだけれど、きっと、どこかで自分のせいではないような気がしていたんだろうね。自分だけの責任だとは、考えていなかったのだと思う。でも、今は自分のせいだと思う。全部自分が仕組んだこと、その結果だと思う。こんなふうに考えられるのは、良いことだ。生きることは怖い。でもそれを認識できたのは、良いことだ。

きっと、始めるのが10年は遅かったのだし、もう何もかも遅い、ということは思う。でも、仕方ないね。この前、エリック・ホッファーの自伝の原著を読んだ。12年前、その邦訳を偶然、読んだことで自覚的に読書を始めて、ようやく原著を読めるような所まで来た。遅いけど、何もかも遅いけど、理想はある。目標もね、まだあるんだよ。彼が自殺を思いとどまり、放浪生活に入った時の、寂しくて、でも自由な感じを想像する。私は彼がこんな英語を書く人だと、知らなかった。

I would take them all and never repent. I did not commit suicide, but on that Sunday a workingman died and a tramp was born.

 

エリック・ホッファー自伝―構想された真実

エリック・ホッファー自伝―構想された真実