無職の雑記

Garbage in, garbage out.

アンリ・カルティエ=ブレッソン『こころの眼 写真をめぐるエセー』

こころの眼―写真をめぐるエセー

こころの眼―写真をめぐるエセー

簡潔で端正な文章を書く人だったんだな(書きすぎないポール・オースターという感じ)。本の後半には追悼文と思われるものが収録されており、ジャコメッティルノワールアンドレ・ブルトンのそれが印象深い。それは名前だけは知っているからでもあるが、知らない名前でいえば、デヴィッド・シーモアなど。

あと、本の中間にいくつかの紀行文(中国、ソ連のモスクワ、キューバ)が収録されてるのだが、キューバという国は本来ラテン系で、陰鬱な共産主義に向いている国でない、という感じの指摘は考えてみたこともなかった。そのとおりかもしれない。