読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

無職の雑記

Garbage in, garbage out.

祝日/物理

図書館に行ったら祝日っぽい人出。だが、いかにも祝日っぽいのに平日って可能性もなくはない。エレベーターから降りてきたゾンビがハロウィンだからでなく単にゾンビでありうるように。しかしいずれにせよ人多すぎなので、『カラスと亀と死刑囚』を借りて帰った。『カラスと亀と死刑囚』は哲学の入門書だが、頭がよじれるレベルで難しい。

 ・・・

湯川秀樹日記』というのを、パラパラしていたら、なぜか湯川さん、物理の論文や書籍を読む傍ら、ドストエフスキーとか、バルザックとか読んでおり面白い。

久し振りに従兄ポンス読続けて見る。前よりは面白く感ずる。しかし仏蘭西人の勘定高さに厭悪を感ずる。同じ様に外面は泥濁して居ても、ドストイェーフスキーの小説には本当に魂を清めるものがあるが、バルザックのはそこまでは到底至り得ない。唯、規模の大きいのと、根気強いのと、視野の広いのと、清濁あわせ呑む所が大木だと思はすが、決して天才ではない。余りに泥濁して居り、余りに冗漫である。ゴーゴリの一言一句として、妙ならざるはないのと比較して、雲泥の相違である。(p.118)

書き写しつつ、泥の多い文章だなと思ったり。しかし何より、この日記の湯川秀樹は27歳で、自分より遥かに年下なんだよな。なんてこった、って感じだよ。

編者の小沼通二さんによる解説も、物理の話はその歴史さえ全然知らないので勉強になった。湯川秀樹朝永振一郎が22歳のときに、シュレーディンガーディラックという、物理の歴史上の天才が日本に講義にやってきているのだけれど、当時この2人は27歳。すげえ若い。物理というとノーベル賞の老人ばかりの印象があり、こんな若者たちの物語だとは思ったことがなかったけど、実際は、ほとんどスポーツの世界のように若い人々の世界なんですよね。

広告を非表示にする