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無職の雑記

Garbage in, garbage out.

空っぽ

殺人は犯罪であって、軍人が戦場に臨んだ時にだけ犯罪でなくなることはよく知られている。いじめのかなりの部分は、学校という場でなければ立派に犯罪を構成する。そして、かつて兵営における下級兵いじめが治外法権のもとにおかれたような意味で学校が法の外にあるように思われるのは多くの人が共有している錯覚である。

上は、中井久夫さんの「いじめの政治学」というエッセイから。読んでて、落ち込んでしまった。

いじめられたことは、ないけどさ、学生時代は辛かったなあ、と思う。単純に、友だちがいないってのが、辛かった。昼休みとか、何したら良いかわからない。辛い。長い。トイレってどうしたって行かなきゃいけないけど、帰ってみたら、自分の席に他の人が座って話してたりして、仕方ないから廊下を曖昧に漂ったりして。チャイムが鳴ってもどいてくれないこともあり、そういう時は、どうしていたのだろう? もう、思い出せないけど、辛かった。生徒数が奇数なのに「ふたり組作って」とか言わないでよ、と、いつも恐怖してた(概して、教師とは無慈悲なものである)。

ほとんど全部、そういう時間だったから、学生時代に未練というのがない。

結局、自分はそこから立ち直れなかったんだと思う。気づいたら、そういうことになっていて、そういうことになっているまま、ここまで来てしまった。本当は、笑い話、自虐ネタになればよかったのだが、ならなかった。

いじめられたわけでは、ないんだよなあ。別に、老人はいじめられて孤独死をするわけではない。単に孤独に死ぬ。それと似たようなこと。

アリアドネからの糸

アリアドネからの糸

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